今日の心がけ~職員のスピーチ~
人を育てる道具は人である
2018.03.13
『職場の教養』(社団法人倫理研究所)「成果は足元から」に書かれている
職場の道具とは、例えば、料理人は包丁、大工はノミやカンナのように
いわゆる職人の道具は、すぐに頭に浮かびます。
私たちの職場では、道具と言えば何でしょう。
事務職であれば、昔は鉛筆やボールペン、紙、ソロバンや電卓がありますが、
今はパソコンでしょうか。
教育機関では、人を育てます。その道具は、やはり人であると思います。
道具に癖があるのと同様、人は誰でも良いところ、悪いところがあると思います。
もし、良いところだけを引き出し、その力を結集させることができるなら、
凄まじい成果を期待できるかもしれません。
“プライド”という言葉があります。
通常は、熟練からプライドが生まれます。
それとは別に、若い世代にもプライドがあります。
それは、防御のためのプライドです。
経験や実績が無く、「恥をかきたくない」という思いから発生するそうです。
私も振り返ると、そういう感覚がありました。
ただ、どこかでその余計なプライドが薄れてきました。
その時に感じた素直な気持ちは、「楽になったな」ということです。
楽な気持ちで仕事ができるなら、こんな良いことはありません。
「もっと恥をかこう」
「人の良さだけを見よう」
そう心掛けて、皆さんと一緒に成果を上げていきたいと思います。
今日の心がけ◆道具を大切に扱いましょう
事務局 係長(進路支援担当) 中村 周