今日の心がけ~職員のスピーチ~
プロセスを尊ぶ
2018.03.08
ドイツの劇作家で詩人のゲーテは、最晩年に、人生の
至言ともいうべき言葉をたくさん残しました。
その中の一つに、「いつでも仕上げることばかり考えて、
仕事そのものに喜びがすこしもないものだ。しかし、純粋の、
真に偉大な才能ならば、制作することに至上の幸福を
みいだすはずだ」というものがあります。
この言葉を知って、Sさんは、結果ばかりを追い求める
のではなく、完遂までのプロセスに喜びがあるかどうかを
考えるようになりました。
とかく私たちは、結果を求めてしまいます。「結果が
すべて」とも言われます。しかし、どのような商品や
サービスでも、結果の前には必ず過程が伴います。
今の仕事に取り組む、自分の心の内を、客観的に
眺めてみましょう。もし、喜びを感じていないのであれば、
どうすればもっと楽しく行なえるか、工夫をしてみましょう。
仕事に限らず、趣味や習い事、地域の活動でも同じです。
その作業は、結果にも大きく左右するでしょう。
今日の心がけ◆喜んで行いましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
ゲーテはたくさんの名言・格言があり
彼の作品はすべて「大きな告白の断片」であり
いかにして己の個性を十全に展開させるかが
その生涯の最大の課題であったそうです。
ゲーテは時には反抗的な世界を軽蔑する天才だが
時には用心深い、おとなしい、了見の狭い俗物と
言われたのは間違いではないが
あれほど広く世界を見渡し、きたるべき産業社会の問題性をも
いち早く察知していたのが偉大なところです。
「生きること、それはよいことだ」というのが彼の究極の信条でした。
名言・格言に共感し心がけますががなかなか自分のものにできません。
何かのせいにしてしまうこともあります。
「結果がすべて」とも言われます。
どんなに素晴らしいものでも間に合わなければ点数はない
と言われたこともあります。どうすれば楽しく行なえるか
方法を探して結果にも繋げれるようにしたいです。
事務局係長 田中淳一