今日の心がけ~職員のスピーチ~
電話口のあくび
2018.01.24
ある日、Yさんは取引先から、問い合わせの電話を受けました。
「いつもお世話になります」と挨拶を交わした後、
受話器の向こうで相手があくびをした様子がうかがえました。
〈仕事の話の最中に、あくびをするなんて!〉と、Yさんは腹立たしい気持ちになり、 その後の会話に真心を持って、接することができませんでした。
Yさんは、自分自身、何気なく行っている電話応対で相手を不快な思いをさせていなかったかと 振り返りました。
電話では、お互いに顔は見えていなくても、印象はしっかり残ります。
〈適度な緊張感を持って、電話応対をしよう〉と、心を新たにしたYさんです。
私も以前、電話を受けた時に、
「元気がないね。どうしたの?」と聞かれた事がありました。
私は普段通り出たつもりでしたが、少し体調が悪かった時だったので、
それが相手に伝わってしまったのだなと思いました。
電話対応で、その組織の印象を与えてしまうことがあります。
私は実習先や学生と連絡を取ることが多く、
特に実習依頼や謝りの連絡を入れる際は、
電話を掛ける前にシュミレーションを行います。
・明るい声のトーンで話をする。
・電話口の相手の都合はどうか確認する。
・自分の伝えたい要件をつたえられているか。
・反対に、相手の話をきちんと聞けているのか。
等、電話をかける際には気をつけています。
現在は電子メールやSNSの普及により、
以前のように電話を使用する機会が少なくなってしまった為、
学生も実習先や就職先への連絡が、プレッシャーになったり、
掛け方がわからない学生が多いように感じます。
私自身も、学生時代は電話を掛けることになれておらず、
緊張した覚えがあり、学生の気持ちがよくわかります。
その時の気持ちを忘れず、文中にもあるように適度な緊張を持って、
電話対応や業務に臨みたいと思います。
実習担当:加藤