今日の心がけ～職員のスピーチ～

　妻のＳＯＳ

「どうしよう・・・」。Ｕさんの携帯電話に、
今にも泣き出しそうな声で、妻から電話ありました。
ベランダで選択物を干している最中に、
部屋にいた息子が、誤って鍵をかけてしまったのです。

鍵を開けるよう懸命にジュスチャーをしても、
一歳の息子には伝わりません。最初は面白がり、
次第に泣き出し、最後は泣き疲れて、息子はその場で眠って
しまったというのです。

話を聞き終えたＵさんは、妻にこう応えました。
「今、手にしているのは携帯電話でしょ。良かったじゃない。
すぐ解決できるよ。ラッキーラッキー！」

気が動転していた妻は、Ｕさんの言葉を聞いて、
落ち着きを取り戻しました。すぐに近所に住む両親に電話をし、
鍵を開けてもらったのでした。

後で妻に聞くと、あまりに動揺しすぎて、どうしたらいいか
思い浮かばなかったそうです。しかし、夫の明るさに、
救われたような気持ちになったといいます。

この出来事はその後、夫婦の間の良き笑い話になっています。

今日の心がけ◆落ち着いて対処しましょう
（『職場の教養』：一般社団法人倫理研究所より）

不測の事態があったときには、冷静に落ち着いてなど
よく言いますが、実際はそのような余裕はなく私自身、
傍観してしまいます。

今は何かあったら家族に判断を任せることが多いのですが、
自己判断を迫られた時に、考えておかなくてはいけないのは、
最低限やらなくてはいけない事を精査できる力や、
他の人の意見を聞いて、色々な知識を広げておくことです。

そのためにも、ほんの少しのゆとりを常に持ち、
色々なものに視点を広げる時間を作り、穏やかな生活を
心掛けていけるようにしていきたいです。

教務係　田口宏美