今日の心がけ~職員のスピーチ~
すべてに無駄はなし
2017.12.04
元競輪選手の中野浩一氏は、1977年から10年間、
世界自転車選手権スプリントの部門において
10連覇を達成しました。
氏は現役時代、
「自分に最適な練習法を見つけるには、
無駄な時間が絶対に必要だ」
と述べています。
失敗したり、自分に合わなかったりして、
一見、無駄のように見えることも含めて、
それだけ練習に時間を費やしたということでしょう。
あるレース中、前を走っていた選手のペダルが、
すぐ後ろを走っていた中野選手の自転車に触れ、
前輪のスポークが何本か外れたことがありました。
しかし、その後も離れずに追いかけていったエピソードは
有名です。
こうした勝利への執念は、プロスポーツ選手には
欠かせないものですが、その諦めない気持ちを生むのは、
どれだけ練習をしてきたかという自負でしょう。
多くのスポーツ選手が口にする
「練習は嘘をつかない」という言葉は、
仕事にも当てはまります。
毎日の積み重ねは、いざという時に力を発揮します。
今日の心がけ◆地道な努力を重ねましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
スポーツは生まれ持ったセンスで上手な選手が
決まってくると思っていました。調べてみるとセンスとは
自分の身体を思った通りに動かせる能力のことだそうです。
空想しただけでその通りの動きがすぐでき、
生まれ持った感性や幼少期のスポーツ経験などが
影響しているといわれるようです。
しかし、センスだけでは限界があります。
壁にぶつかった時に、糧になるのが、これまで努力して
きた自信だとこの文章を読んで思いました。
最近は毎日のルーティンが大切だと言います。
同じ事の繰り返しばかりでつまらなく、やる意味があるのかと
思ってしまいますが、それを本気で行ってきた人との差は
歴然です。
仕事でも同じ事の繰り返しをしているものがありますが、
学校事務ではこの様な地味な仕事もなくてはならないものです。
その中から、何が効率良く出来るかを考えながら取り組んでいき、
同時に事務のセンスも磨かれていけるようにしていきたいです。
教務係 田口宏美