今日の心がけ~職員のスピーチ~

小春日和はいつ?

2017.11.14

先生が生徒たちに質問しました。
「この文章に書かれている小春日和とは、いつ頃の天気でしょう?」

元気の良いM君が、即座に手を挙げて答えました。
「日和とは、何かをするのにちょうど良い天気のことですよね。
小春は小さい春だから、春になる前の三月くらいの気候のことだと思います」

「残念!小春日和とは、晩秋から初冬の、春のように穏やかで
暖かい気候のことを指すのですよ
。小春とは昔の暦、陰暦十月の異名です。
字面だけで推測するのではなく、辞書で意味を調べてみましょう」

先生の言葉が、M君の心に深く残りました。
その後、わからない言葉があると、
すぐに辞書で調べることが習慣となったのです。

◆今日の心がけ◆言葉の意味や由来を調べましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

このお話を手にした時点で、私も間違えた解釈をしました。
小春だから、春の少し手前のことじゃなかな?と、
「もうすぐ春」というイメージでした。

ですが実際は、「春はまだ遠い」季節です。
・・・ということは、今まで「小春日和だよね~」と
何気なく使っていたのは、意味が全然違う知ったかぶりの言葉だったのだと
、少し恥ずかしくなりました。
このスピーチを機に、あやふやな記憶の言葉やうろ覚えの言葉は、
ちゃんと調べてみようと思いました。

学校を卒業してからは、辞書を持ち歩くことが無くなりましたが、
今は便利なスマホがありますので、言葉だけではなく
疑問に思ったことは辞書よりも簡単に、すぐに調べることができます。

知ったかぶりで恥ずかしい間違えをするよりは、
ちゃんと調べて言葉を発したり、行動出来る人の方が、
周りから見ても知的で出来る人だなという印象になると思います。

ですが、同じ言葉でも地方で意味が違うこともありますので、
辞書で調べるだけでは間違えてしまうこともありますので、
その言葉がどういう状況で発せられたのかをちゃんと知ることも
大事だと思いました。

例えば、「こわい」という言葉は、「恐ろしい」という意味だったり
「固い」という意味だったり「疲れる」だったり、
調べてみるとその地方で違うものとして使われている言葉は他にも沢山あるようです。

人によっては、相手が言った言葉の意味や理由、行なった行動の理由などを、
そこまで深く考える必要はないという人もいます。
それは、友達同士で話している時のように、
笑い話で済ませることが出来るのなら良いのですが、
社会に出て色々な立場の人と接することが多くなると、
失礼だったり、恥ずかしいことだったりしますし、
先回りをして考えてあげたり察して動くことは、
相手に対する思いやりでもあると思いますので、
気を付けて接していきたいと思いました。

庶務係 大澤

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