今日の心がけ~職員のスピーチ~
成長を見極める
2017.10.25
「啐硺同時」という言葉があります。
もともとは禅の言葉で、悟りを得ようとしている弟子に、
師匠が教示を与えて、悟りの境地に導くことをいいます。
「企業は人となり」といいます。人材育成は企業にとって不可欠です。
しかし、人によって成長の度合いは異なるため、
どのような教育を、どのタイミングでするのかという見極めは難しいものです。
見極める鍵は、相手をしっかりと見て、
日々コミュニケーションを取ることから始まるのでしょう。
今日の心がけ◆的確なアドバイスをしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
「啐硺同時(そったくどうじ)」は
本学で言うと、教職員と学生の関係で同じことが言えると思います。
学生は性格も違えば、学習能力や理解度も違います。
こちらが何かを話すときでも、内容がすぐに伝わる学生と、
あまり理解できていない学生、理解しようとしていない学生など、
個々に違いがみられます。
しかし、この話のように、学生個人の能力の問題だけではなく、
こちらが相手を見て、その人に合った話し方や内容を加えることで、
どの学生も理解に導いていくことはできると思います。
話を伝える時、新しいことを教える時、間違ったことを正す時、
どんな時でも成長できる機会になりうるので、
相手と自分、お互いがうまく一致するように見極めて
行動ができるようにしたいと思います。
教務係 相馬