今日の心がけ~職員のスピーチ~
名前に込められた想い
2017.08.18
Mさんが、小学四年生の息子の授業参観に参加した時のことです。
親には事前に、「お子さんへ手紙を書いてください」という宿題が出ていました。
Mさんが手紙に書いたのは、長男の名前の由来でした。
どのような想いを込めて名前を付けたか、手紙で息子に伝えたのです。
名前は、親が最初にわが子へ贈るプレゼントです。
自分の名前の由来を知ることは、親の願いを受け止めることになるでしょう。
◆今日の心がけ◆名前の由来を知りましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
このお話のように、
名前の由来が親の願いが込められているものではない人も多くいると思います。
私も小学生の頃に宿題で名前の由来などの作文を書いたことがありますが、
両親から教えてもらった名前の由来は「願い」ではなく、
「好きな名前だから」ということでした。
子どもながらに深い意味を持ってつけてもらったという友達の話などを聞くと、 「私の名前はテキトーか?」という気持にもなりました。
ですが、たとえ壮大な願いが込められていなかったとしても、
親が「自分のために」「自分の誕生を喜んで」考えてくれたということが
漢字の意味よりも大切なのではないかと、大人になってからは思うようになりました。
同じように、友人が何かを話してくれた時、誰かが声をかけてくれた時、
誕生日を祝ってくれた時、慰めてくれた時、怒ってくれた時、色々な場面がありますが、 その言葉そのものも大切ですが、その人が自分のために時間を使って考えてくれたり 悩んでくれたのかもしれないと、その行為に込められた想いを感じ取ることの方が もっと大切なことだと改めて思いました。
庶務係 大澤