今日の心がけ~職員のスピーチ~
応援ありがとう!
2017.06.29
現在活躍中の若手書家金澤翔子さんをご存じですか?
ダウン症を抱えながらも、お母様と二人三脚で活動を
続けており、私も何度かテレビでその活躍ぶりを
拝見しました。
その翔子さんですが、あるとき千人ほどの観客の前で*揮毫をしていたら、
最前列の赤ちゃんが大声で泣き出したそうです。
赤ちゃんのお母さんはうろたえ、周囲に緊張が走りましたが、
そのときに翔子さんが発した一言で、会場の張りつめた空気が
一気に和みました。
「応援、ありがとう!」
きっと、翔子さんは本心でそう受け取ったのでしょう。
赤ちゃんの元気な大きな声が、「応援」だと受け取れるその
心の器の大きさと、優しさに、感動を覚えました。
そんな翔子さんだからこそ、文字で人を感動させることが
できるのかもしれません。
まっすぐな姿勢と、純粋な心で、体全部を使って揮毫をする
姿は神々しくも感じられます。
本学で学んでいる学生たちは、卒業をしたら教育者となります。
接する相手は純粋な子どもたちであり、嘘や建前が通用しません。
うわべだけの言葉をその場しのぎで発するような教育者には
なってほしくないと切に願います。
そのためには、学生に接する私たちも、言葉には気を付けなくては
いけないと改めて考えさせられました。
今日の心がけ◆言葉で場を朗らかにしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
*揮毫…毛筆で何か言葉や文章を書くこと
入試広報係 西山