今日の心がけ~職員のスピーチ~
相手を敬うということ
2017.06.13
先日、スーパーで買い物をしていると、
高齢な母親とその息子という印象の親子を見かけました。
女性の方が買い物袋を用意するのに手間取っていると、
息子らしき男性が、かなりきつい言い方をしており、驚きました。
その方は、若干認知症を患っていたのかもしれませんが、
介護者と被介護者との会話では、残念ながら
よくあることなのかもしれません。
昨年亡くなった私の伯母は、晩年、施設でお世話になり、
私の両親が定期的に訪問して看ていたようです。
私の親は、ともに80歳半ばで、頭も身体も、至って元気ですが、
似たような歳の親戚の面倒をみることは、ハードであったようで、
私も帰省のたびに訪問しましたが、会話や雰囲気で
何となく“辛さ”を感じました。
敬老思想というわけではありませんが、日本では昔から
高齢者を敬う習慣が定着してきたと思います。
それが最近は、崩れてきているようです。
例えば高齢者介護の際、コミュニケーションの取り方が難しく、
それが積み重なってストレスとなり、被介護者へ
きつく当たるのかもしれません。
これを仕事に置き換えた場合、
相手にどれだけ謙虚な気持ちで接することができるか、
ということに尽きます。
その相手は介護が必要な高齢者ではなく、仕事仲間です。
『職場の教養』(社団法人倫理研究所)「介護の日」のように、
ちょっとした尊敬や感謝の念を持つことで、良い仕事ができると思います。
自分は「こう思う」、だけど「相手はどう考えるだろうか」
それをお互い、ストレスを感じさせることなく、意識し合いたいものです。
今日の心がけ◆温かな言動でお世話にあたりましょう
事務局 係長(進路支援担当) 中村 周