今日の心がけ~職員のスピーチ~
心を組む
2017.06.09
神社仏閣の建築や補修に携わる大工は、宮大工と
呼ばれています。その中でも「最後の宮大工」と
呼ばれているのが、故・西岡常一氏です。
昭和時代に法隆寺の修理や、法輪寺三重塔などの
復元も手がけた氏は、棟梁としての心得を
「木を組むには人の心を組め」と表現しています。
「職人が五十人いたら、五十人が棟梁と同じ
気持ちになっていないと立派な建物はできない」
という意味の言葉は、多くの職場にも当てはまる
でしょう。
示された手順や方法に則って、共に協力し合って
こそ、仕事は前に進みます。しかし、それだけでは
不十分であることを、氏は表現したのでしょう。
つまり、リーダーたる者、思いやりを持って
部下や後輩の心を掌握し、一つの強固な集団として、
まとめあげているか否かを問うているのです。
上に立つ者としての心得の中で、「人の心を組む」
とは、最も困難なことかもしれません。日々慕われ、
集う人の心が自ずと一つになるような、重みのある
リーダーを目指したいものです。
今日の心がけ◆心で結ばれるチームを作りましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
人の心を組み同じ気持ちになっていると成果が
でると思います。
仕事は当たり前に進みますが一つになっていないと
組織としての成果が困難かもしれません。
一つの課題を集団として取り組めるといいと思いました。
事務局係長 田中淳一