今日の心がけ~職員のスピーチ~
沈黙を破る
2017.06.05
出張先でNさんがタクシーに乗ると、運転手は何となく不機嫌な様子です。
行き先を告げても、黙ってうなずくだけです。
そのまま目的地まで過ごしてもよかったのですが、沈黙が重苦しくて、
「今日は暖かですね」と運転手に話しかけてみました。天気の話題など、
当たり障りのない会話をするうちに、直前に乗った乗客の話になりました。
話が一段落すると、運転手から
「不愉快な話を聞かせて申し訳ない。聞いていただいて元気が出ました。
ありがとう」とお礼を言われました。
自分から話しかけたこと、そして、相手の話に耳を傾けたことが、
重苦しい雰囲気を一変させたのです。
これも言葉の力、会話の効用でしょう。
今日の心がけ◆会話で場を明るくしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
運転手が不機嫌さを出しているのはいかがなものかと思いますが、
誰しも心の持ちように浮き沈みはあると思います。
仕事ではなるべくフラットにいるよう努めるべきですが、
なかなかそうはできないこともあるでしょう。
基本的にわたしは会話が得意ではないので、話せない方だと思うのですが、
沈黙に耐えられず話しかけることがあり、
会話が始まることで、相手との距離が近くなったり、
新たな発見を見つけたりすることがあります。
仕事をしていると、学生や先生、お客様や業者の方など
人とのやりとりは必ずあります。
この人はとっつきにくく怖そうだな、今日は機嫌が悪そうだななどと
話すのを控えてしまうこともありますが、
話したことでよい雰囲気に持っていければ、
より良い関係が築けると思いました。
ただ、その逆もあり、余計なことをいってしまったなと
後で思うこともあります。
会話することに消極的にはならずに、空気を読んで、
会話の仕方や内容、言葉選びも気をつけていきたいと思いました。
教務係 相馬