今日の心がけ~職員のスピーチ~
木を見て森を見ず
2017.04.25
会議の席で、Nさんが同僚と議論をしていた時の
ことです。話しを聞いていた上司から、「君の意見は
『木を見て森を見ず』だな」と言われたのです。
「木を見て森を見ず」とは、事物の末梢的な部分に
こだわりすぎて、本質や全体をとらえられないことの
たとえです。
この会議のテーマは「新しい顧客の獲得」でした。
Nさんは、宣伝グッズの配布や販売価格の割引など、
対症療法的な方法を提案していました。
一方、同僚は、新しい顧客の獲得は、新規事業展開
へのチャンスであるという大きな観点から、提案や
発言をしていたのです。
上司の一言に、Nさんは、自分の提案が目先のこと
ばかりだったことに気がつきました。そして、将来を
見越して、会社がより良くなることにつながる方法を
考えるという、長いスパンの視点を得たのです。
何かの課題に取り組む時、「この木は大きな森の
中の一本だ」「豊かな森を作るためにこの木をどう
育てるか」という視点を忘れずにいたいものです。
今日の心がけ◆全体を見る視点を持ちましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
異なる特長をもった人たちでこだわる人、
提案をする人、大きな観点の人等、違いのある
とても良いメンバーだと思いました。
その人にあった役割で特長を生かせるように取り組み、
役割を変えながら全員がそれぞれを理解できれば
さらに良くなるかもしれません。
様々な視点をもち発言するように心掛けたいと
思いました。
事務局係長 田中淳一