今日の心がけ~職員のスピーチ~
困ったお客様
2017.02.17
愛用している電化製品が故障したため、
Kさんは近所の販売店へ行きました。
順番を待っていると、年配の男性客が、
店員を怒鳴る声が聞こえてきました。
男性客には苦情があるようです。
しかし、その言い分や態度は、
当事者ではないKさんが聞いても、
気分の悪くなるような罵詈雑言でした。
しかし、店員の女性は嫌な顔を見せず、
真摯に耳を傾け、根気強く頭を下げながら、
「できないことはできない」と、
毅然として応対しています。
その態度に、男性客も次第に冷静になり、
声のトーンも変わって、
静かに店を出ていったのです。
女性店員は、周囲のお客様に
「お騒がせして申し訳ございません」
と丁寧に頭を下げていました。
Kさんは、女性店員の対応に感心しながら、
〈自分なら果たして冷静でいられただろうか。
騒ぎをもっと大きくしてしまうのではないか〉
と考えました。
そして、今度自分がこのような場面に遭遇したら、
今日の女性店員の誠実な姿を思い出そうと思ったのです。
今日の心がけ◆接客のプロに学びましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
クレーマーはしつこく苦情を言って
自分の思い通りに物事を進めようとしてきます。
最近は先生が保護者対応に追われると聞きます。
ネット社会になっているので、
情報はいくらでも引き出せるため知識が豊富になり、
先生を越えてクレームすることが出来るのだと思います。
子供が可愛いのはわかりますが、手をかけ、眼をかけ
いつか一人で社会人となり、職場まで親が
ついていられないことを考えなくてはいけません。
本学の学生も専門的なことを長い時間勉強し
知識豊富な先生として3月に卒業していきます。
そんな2年間の苦労が無駄にならない社会に
今後なっていったら良いなと思っています。
教務係 田口宏美