今日の心がけ~職員のスピーチ~
切らずに「ほぐす」
2016.11.24
挨拶、返事、後始末など、親が子に身に付けさせるべき躾の一つとして、
箸の持ち方と使い方が挙げられます。
Tさん一家の夕食時のことです。小学生の息子が、
大皿の料理を箸で突き刺して自分の皿にとり、両手に一本ずつ箸を握って、
切り分けていました。
翌日、Tさんが箸の使い方を調べたところ、
そのマナーの多さに驚くと同時に、新しい発見がありました。
それは、箸の使い方の中にある優しさでした。
「突き刺す」のではなく「はさむ」、「切る」のではなく「ほぐす」という
箸特有の所作の中に、食べ物や料理への感謝と配慮があることを知ったのです。
空腹を満たす、味を楽しむことに加えて、食す姿勢の美しさと感謝の念を添えると、
職場での昼食もいっそう味わい深いものになるのではないでしょうか。
今日の心がけ◆感謝して食事をいたしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
箸の持ち方が挙げられましたが、自分を考えてみると
それは自然に身に付いていて、考えずに食事をしていました。
使い方が正しい、正しくないという注意をされたり、
自分でも気づいて直すようにしたりはしたことがあります。
しかし、その意味を知ったり考えながら行うことはありませんでした。
知る、理解することはよりその行為を大切にでき、
そしてその気持ちは他者にも伝わっていくと思います。
食事だけではなく、何事においてもこなすだけではなく、
調べたり考えて行動したいと思いました。
教務係 相馬