今日の心がけ~職員のスピーチ~
わが町での一年
2016.09.29
転勤のため転居したIさん。
新しい町に少しでも早く馴染みたいと思っていた頃、地域のクリーンキャンペーンに参加しました。
日頃から〈道にタバコの吸殻が多いな〉〈歩道橋が散らかっているな〉と感じていたので
これを機に、駅までの道路を清掃しよう思い立ったのです。
一年を経て、清掃を終えるたびに爽やかな気持ちになり、町がとても美しく見え、
そして今住んでいるこの町に愛着が生まれました。
◆今日の心がけ◆自分の町を美しくしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
私はこのお話を読んだ時に、このIさんという人を「偉いな」と思いました。
私なら、新しい環境に置かれた時、早く馴染みたいという気持ちよりも、
「こんな所は嫌だな・・・以前の馴染んでいた所の方が良かったな」と、
逃げる方の気持が強く出てしまいます。
そして、その願いが叶わず、ストレスや心の病というものになってしまうのは
私だけではないのではないかと思います。
まず自分から歩み寄ってみる!
まず自分の気持を前に向かせて考え、周りを見てみる!
そうすることで、この話ではゴミに気付き清掃をしてみようという気持ちが起こったように、
日常の中で、まず「挨拶をしてみよう」とか
「早起きして今までと違うことをやってみよう」とか
「片づけてみよう」など、
自分なりの前向きな行動に繋がれば、周りの方との距離が近付くし、見方も変わり、
その環境に馴染を感じられるよううになるのではないかと思います。
今日の心がけでは「自分の町を美しくしましょう」ということですが、
これは自分が前向きな行動を起こした時に、それが清掃活動ではなくても、
それがキッカケで自分の町も心も美しく見えてくるということだと、私は考えました。
町、職場、家庭、どこでも、自分がどのように考えてどのように行動するかで、
同じ場所でも周りとの関係や愉しさ、充実感、感じる時間の長さまで変わってきます。
最近、一年があっという間に・・・という年齢になってきたので、
このことをとても感じるようになりました。
これから実習や卒業して新しい環境に置かれていく学生にも、
思い通りにならない現状を嘆くよりも、少しでも前進する為には
「まず自分がどうするべきかを考えてみようね!」と、伝えていきたいと思います。
庶務係 大澤