今日の心がけ~職員のスピーチ~

すっきりしないシャンプー

2016.09.15

Mさんは長年、馴染みの美容室に通っています。
その美容室に新しいスタッフが入りました。まだ見習い中とのことです。
カットが終わると、その見習いのスタッフが髪を洗う担当になりました。

「シャンプーはすっきりするほうになさいますか?」と尋ねられました。
「ほかにもありますか?」と聞くと、
「あとは・・・すっきりしないほうがあります」との返事が返ってきました。
「すっきりしない」という言葉に笑いをこらえつつ、
そのシャンプーを選んだMさん。

しばらくして、見習いスタッフも、自分の失言に気づいたようです。
「すっきりしない、はおかしいですね」と恥ずかしそうに言いました。
「どう言えばよかったでしょうか?」「地肌にやさしい、はどう?」
「そうですね、わかりました」と、ひとしきり会話を楽しんで、店を後にしました。
こうした言い間違いは誰にでもあるでしょう。

何事も臆せず、一つずつ学んでいけばよいのです。
隣にいる先輩も、きっと初々しい時代があったはずです。

◇今日の心がけ◇ 体験を通じて語彙を増やしましょう

春になると、幼稚園や小学校では先生方の異動や退職の知らせとともに、
新しい先生との出会いもあります。
新任の先生は自然と子供たちや保護者からの注目が集まります。
保護者の中には、新任というだけで厳しい目を向ける人もいれば、
長い目で温かく見守ってくれる人もいます。

私自身は、どちらかと言うと、わが子の担任はベテランの先生に
お願いしたいと考えてしまうほうです。
ところが、こちらの記事を読みまして、
誰しも社会人として一年目の経験があるはずです。
それにもかかわらず、新任の先生を避けたいと思っていた自分を振り返り、
少し反省しました。

今回はMさんの温かい人柄が、
この見習いのスタッフに貴重な経験をさせてくれたように思います。
二人のこのような会話のやりとりが、気に障るお客さんがいないとも限りません。
Mさんは間違いを指摘しませんでしたが、
自分で気付かせてくれたことに意味があるように思いました。

本日の心がけは「体験を通じて語彙を増やしましょう」ですが、
はじめから厳しい目をむけられてしまったら、何事も臆せず学ぶことや、
その後のよい関係を築いていくことは難しくなるでしょう。

この話は学生対応に通じているものがあると思い大変勉強になりました。

教務係 寺田

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