今日の心がけ~職員のスピーチ~

日本が誇る和の美しさ

2016.09.13

私は一時期、花菖蒲にはまったことがあります。
北海道に住んでいた頃、菖蒲の珍しい品種の株を産地から取り寄せては、
父と一緒に畑に植えて花を咲かせるのを楽しんでいました。
特に、濃紫の一重花や絞り柄の花は最高に美しいと思います。

菖蒲同様に日本が誇る美しいもの、「金魚」に夢中になったこともあります。
一般にペットショップで見られる金魚では飽き足らず、
地方の天然記念物になっているような高価な金魚を、
その土地の養魚場の方に直接交渉して取り寄せたこともありました。

私は和を飾る風情のあるものが全般に好きです。
花菖蒲にしても金魚にしても夢中になると、変わり種に手を出してしまいますが、
すぐに飽きてしまい、結局は、基本を成すシンプルなものに落ち着きます。
“舶来品”は、派手さやインパクトが重視されるようですが、
日本では、余分なものを省いてこそ、美しさが凝縮されるのかと思います。

『職場の教養』(社団法人倫理研究所)「花菖蒲」に書かれている松平定朝は、
“菖翁”と呼ばれていたそうですが、
金魚の世界でも現在、埼玉県坂戸市に“金魚仙人”なる方がいて、
緑色の金魚の作出を目指しています。

我が国の長い歴史の中で、
多くの先人が残し、そして現代でも実践している伝統美を
何気ない日常ですが、すぐ傍にもあることを自覚し、感じていきたいと思います。

今日の心がけ◆先人の技術の粋を鑑賞しましょう

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

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