今日の心がけ~職員のスピーチ~
南洲翁の教え
2016.08.22
明治23年、旧庄内藩では、
西郷隆盛の遺訓集『南洲翁遺訓』を作成しました。
その遺訓の一つに、次のようなものがあります。
「何程制度方法を論ずる共、その人に非ざれば行はれ難し。
人有りて後方法の行なはるるものなれば、
人は第一の宝にして、己れ其人に成るの心懸け肝要なり」
これは「どんなに制度や方法を論議しても、
それを行なう人が立派な人でなければ、うまく行なわれない。
自分がそのような立派な人になれるよう、心がけることが大事である」
という内容です。
私たちの職場には、社則や規約など、様々な決まりごとがあります。
しかし、実行されなければ、絵に描いた餅にすぎません。
西郷隆盛の教えに倣って、まず自分が決めごとを守る人となって、
よい社風作りのために率先して実行したいものです。
また、社内に掲げられている理念や社是、社訓などの中から、
「今日はこの一つを実行しよう」という意気込みで、
仕事に臨みましょう。
今日の心がけ◆自分から率先して動きましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
西郷隆盛といえば、力でのし上がっていったというイメージですが、
今にも繋がるりっぱな教訓をもとに行動していたのだと感じました。
昔からよく「心・技・体」と言います。
我が家の息子は部活でサッカーを行っており、
その中でプレーがいくら上手くても
普段の生活がきちんとしていない子は
試合にエントリーしてもらえず、
技術と体力だけでは選手としてはなれないようです。
そこで子どもたちが自分たちで考えたのは、
普段の生活に加えて部活の開始時間の一時間前に
家を出て、草取りやゴミ拾いなどの奉仕活動をし、
心を正してから試合に入っていくという事です。
今日の心がけにあるように、自分で率先して動くということは
自分自身、普段の生活に追われてしまいがちなので、
改めて意識しながら行動していかなければいけないなと思いました。
教務係 田口宏美