今日の心がけ~職員のスピーチ~

仕事は一方向ではなく多方面から見る

2016.08.01

前回の朝礼スピーチで、
「ルーチンワークは仕事の基礎であり、
その積み重ねが重要な意味を持ちます…。」
というお話をしました。

『職場の教養』(社団法人倫理研究所)「仕事の視点」に
ダイレクトメールの封入作業のことが紹介されていますが、
本学では、高校生向けの広報関連の発送業務が、これに当たります。

各部門で封書の発送はありますが、
高校生からの本学へのアプローチによる
資料の郵送が特に多く、職員間で手伝い合う機会があります。

本学は、少なくとも暇な職場ではないと思いますし、
処理数が多ければ、早く片付けたいという思いも出てきます。
ただ、この郵便物を高校生が受取った時のことを考えると、
封入する資料の向きや並べ方、ラベルの位置など、
ちょっとしたことでも気になるものです。

高校生には、通常の紙封筒ではなく、ビニール封筒を使用しています。
細かい話ですが、このビニール封筒は、
封を閉じる際、折り目が無いので接着面に空気が入ることがあり、
失敗してよじれた時はとても気になります。
その“気になる”ということが、
仕事の視点の置き方の一つなのかと思います。

学生の就職関係では、
近年、保育系の求人数が非常に多い状況が続いています。
そして、勤務条件も魅力あるものに改善され続け、
就職活動をする学生にとっては、とてもありがたいことです。

ただ、地元の実習園への就職が徐々に減り、
大都市部へ目を向ける学生が増えてきているような気もします。
より求人の多い地域では、
人材の取り合いになっていることが想像できます。
先日、さいたま市内の幼稚園の採用担当者から、東京のある養成校では、
就職希望者を紹介できなかった園から実習を断られることがあった、
と聞きました。

そのようなことを踏まえ、藤田学長に、
学生の就職への意識を実習園へ集中的に向けさせてはどうか、
というようなことを相談したことがあります。

それに対して学長は、
「今は求人が多いからいいけれども、
いずれ園に預ける子どもが少なくなり
求人が減った場合、
実習園だけの求人では賄いきれなくなるかもしれない。
そのため、実習園には該当しない遠方・都市部の園とも
関係をつないでいく必要がある。」
とご指導いただきました。

これが、仕事を多角的に見つめることなのかと思います。

今日の心がけ◆たくさんの視点を持ちましょう

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

OPEN CAMPUS

オープンキャンパスの日程を見る

提携アパートのご案内

受験生向けのお知らせ

一覧で表示

在学生向けのお知らせ

一覧で表示

閉じる
閉じる
閉じる