今日の心がけ~職員のスピーチ~

意味ある仕事の基礎

2016.07.15

『職場の教養』(社団法人倫理研究所)「毎朝の稽古」に
“企業によっては朝礼が稽古に当たる…”と書かれていますが、
企業とは客商売ですので、営業が主幹業務であり、
接客対応は欠かせません。
それが、朝礼という場での稽古につながるのかと思います。

私たちが勤める大学ではどうでしょう。
まず教員は、学生への教育指導があり、
研究成果の発表と還元が仕事になります。
事務職員は、その名のとおり、仕事の基礎は“事務”です。
事務とは、一言で表すなら、“書類や資料を作成すること”です。
その作業の意味は何でしょう。

書類や資料の作成の仕方はさまざまですが、
例えば、本学には保育系、幼児教育系の求人が大量に届きます。
求人票や求人先のパンフレットを取りまとめてファイリングし、
掲示します。そういったものに表記されない、
保育所や幼稚園の雰囲気、特色、環境など、
ストレートには見えない情報を収集し、蓄えることもあります。
これは、全て学生がより良い就職先を見つけるための
キャリアサポートになります。

この流れと同様なのが、図書館での文献情報の登録作業になります。
文献には、さまざまな情報が記録されています。
これを異なる検索方法に応用させるため、
それに準じたデータベースを作成します。
細かい作業ではありますが、これも学生が求める資料の中で、
より望みに近い文献を 提供するための学習サポートになります。

型の決まった単調な仕事を意味する
“ルーチンワーク”という言葉がありますが、
実は、事務を成すうえで必要な行為なのです。
ルーチンワークを続けていると、何のための作業なのか
分からなくなることがあるかもしれませんが、
意味をしっかり自覚すると、全てはゴールへ向けた積み重ねであることが
理解できます。

このようなことこそが、仕事の基礎となる“稽古”なのかと思います。

今日の心がけ◆積み重ねを楽しみましょう

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

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