今日の心がけ~職員のスピーチ~
失敗も一つの成果
2016.07.04
わずか全長二十三センチのペンシルロケットの水平発射実験から始まった
ロケットの打ち上げ実験は、まさに試行錯誤の連続でした。
当時の新聞は、「糸川ロケットまた失敗」と、否定的な記事を掲載し続けました。
しかし常に最先端の技術を追求することに誇りを持ち、
「失敗も一つの成果」とポシティブに捉え、次へステップアップする教訓を得てきたのです。
◆今日の心がけ◆失敗を次に活かしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
今ではロケットの打ち上げよりも、宇宙での人間の活動の方が注目されています。
打ち上げそのものは成功するものと思っている人の方が多いと思います。
ですがこの打ち上げ成功も、人間が乗れるようになったことも、
最初に挑んだ人が居て、そこから何度も試行錯誤を繰り返し、
挫折や改良などをしてきた人たちが居てくれたお陰で、
今あるものなんだと思います。
何でも、今ふっと思いついてやってみて出来てしまうことばかりではなく、
必ず前任者が居てその人たちが色々試して失敗して、落ち込んだり悩んだり考えてくれて、
今の形を作ってきてくれたんだと思います。
ですが、もしかしたら自分が今ふっと思いついてやってみようとしていることが、
たとえ今は失敗と呼ばれる結果になったとしても、
後々の成功と呼ばれることの第一歩になるのかもしれません。
私が日々行っている作業や、何気なく考えていることは、
このお話のロケットや宇宙のことのように大きな事柄ではありませんが、
自分なりの未来のちょっとした成功のために、今は失敗して落ち込んでも、
少しだけ前向きに「これもいつか役に立つ!」と考えて、
目の前の仕事や困難に向き合っていこうと思います。
庶務係 大澤