今日の心がけ~職員のスピーチ~
「先入観による影響力」
2016.06.06
1979年に発表された「贈る言葉」は、
中学校を舞台にしたドラマの主題歌として使われ、
その印象のまま卒業式の定番曲となりました。
しかし作詞をした武田鉄也氏によると、
もともとは自身の失恋体験を歌ったものだそうです。
歌詞には卒業の文字すら登場しません。
このように、本来の事実とは違うイメージが広まり、
このまま定着するケースは多くあります。
「贈る言葉」のように、プラスの要素が付加されて広まるケースもあれば、
マイナスのイメージが定着してしまう場合もあります。
ことに現代は、テレビやインターネットなどの影響から、
単なる憶測や個人の感想が、本当の情報として広まってしまうこともあるでしょう。
不確かな情報による先入観は、仕事をする上で、大きな妨げともなります。
出所のわからない情報に振り回されることなく、
物事の本質を見極める目を持って、確実な仕事をしたいものです。
今日の心がけ◇情報を確かめる機会を持ちましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
日々、忙しい毎日を送る人の中には、
インターネットでのショッピングを利用する人も少なくないでしょう。
商品紹介とともに、その商品を購入し使用した人からの
感想が掲載されているケースがあります。
購入の際には、参考になることもあるでしょう。
また、旅行へ行った際には、現地でのおすすめの飲食店を
グルメサイトで調べ、ランキングと口コミの評価がよい所へ
自然と足が向くことがあります。
これは私自身にも当てはまることです。
しかしコメントや口コミを残した人の中には、
「さくら」と呼ばれる役割の人がいるかもしれません。
それを承知の上で、その情報に流されてしまう自分を振りかえると、
反省すべき点があるように思えます。
こちらの記事にもあるように、
不確かな情報による先入観は、仕事のみならず対人関係をも
悪化させることにもなりかねません。
不確かな情報に惑わされることなく、
真実を見極める力を養っていきたいと思いました。
教務係 寺田