今日の心がけ~職員のスピーチ~
山笑う。街も笑い、そして生が漲る
2016.05.20
『職場の教養』(社団法人倫理研究所)「山笑う」に紹介している
“自分の生まれ育った故郷を想う時、
誰もが懐かしさで胸がいっぱいになり、心身が癒やされる…”とは、
正岡子規の生きた時代と境遇が、
そう感じさせたのではないかと思います。
私は北海道の出身です。
よく、「実家が良いところにありますね」「故郷が懐かしくないですか」と
どの職場でも必ず聞かれます。
そう言われた時は「そんなことないですよ」と適当に誤魔化しますが、
本心では、ちょっぴりありがたく感じてます。
大学進学で北海道を離れ、帰省とは別に、暮らしで戻ったのは、
30代の頃の7年間のみで、事情があって地元の大学に勤めていました。
再び離郷するときに思ったことは、「これが限度だな」ということです。
多くは語りませんが、“子は親元を巣立つもの”それが自然の摂理です。
先ほどの“ちょっぴりありがたい”とは、
仕事にメリハリを付けられるということです。
自分の日々の生活時間の多くは、仕事に当てられます。
そこに休日があると一時的にリセットできます。
それが長期休暇で、かつ帰省先が遠方にある場合、
仕事の感覚から完全に解放され、リフレッシュできます。
年老いた親の様子も分かり、
休暇の最終日には、仕事仲間が夢に出て迎えに来てくれます。
まさに“ちょっぴりありがたい”贅沢なことだと思っています。
メリハリ(減り張り)という言葉、
自然の恵みはメリ(減り)で、都会の営みはハリ(張り)なのかも
しれません。 日々感謝です。
今日の心がけ◆自然の恵みに感謝しましょう
事務局 係長(進路支援担当) 中村 周