今日の心がけ~職員のスピーチ~
「あなたも知っているように」
2016.04.25
人格は言葉に表れると言われます。
Fさんがそのことを実感したのは、今から20年ほど前のB氏との出会いからでした。
Fさんが何かを尋ねると、
B氏は必ず「あなたも知っているように」と言って的確に答えてくれるのです。
その言葉には、たとえ年下であっても、話し相手の人格を尊重する心がにじみ出ています。
質問するたびに、
「えっ、そんなことも知らないの?」と言われたら、聞く気も失せてしまうでしょう。
B氏を尊敬し続けるFさんは、「あなたも知っているように」は、
話し相手の人格をも向上させる言葉だと信じています。
今日の心がけ◇言葉を大切にしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
会話力のある人の話は、聞いていて心地の良いものです。
Fさんが尊敬するB氏の言葉には、気配りや思いやりの言葉が
さりげなく施されていたのでしょう。
この人ともっと話をしていな、という気分にさせられます。
反対に心地悪い会話とは、どのようなものでしょう。
私の場合、一方的に話を進める人、相手の話を聞かない人は苦手です。
最近では、公的な立場にある人が、身勝手な失言をすることも少なくありません。
政治家、スポーツ選手、芸能人など、世の中に影響力のある人物が発する言葉には、
重大な責任があり、より慎重でなくてはならないでしょう。
また、聴き手や会話の相手が家族や親しい友達など、身近な存在であるときは、
ついつい気配りや思いやりの言葉を省いてしまいがちです。
「親しき仲にも礼儀あり」と言われるように、
近い存在だからこそ言葉の使い方を誤らないように、心掛けたいと思いました。
教務係 寺田