今日の心がけ~職員のスピーチ~
体験の持つ力
2016.02.22
仕事をする上で遭遇した困難や苦難をきっかけに、
自己の生活を見直したり、行動を改めた経験はあるでしょう。
苦難を契機にした心境の変化は、同時に苦境そのものを好転させます。
この体験そのものも、自社の商品に関心を寄せてもらえる物語となるでしょう。
◆今日の心がけ◆ピンチをチャンスに変えましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
人は「相手の身になって」や、「それぞれの状況を想定して」など、
想像や妄想、理想で話をすることが出来ます。
ですが、たとえ相手の状況を想定して一生懸命考えたとしても、
実際に体験をしたことではないので、本当のところは分からないのだと思います。
「こうかもね」とか「きっとこんな感じじゃないかな」という話では、
何かを決める時に「本当はどうなのかな?」という疑問が残るので、
決定力に欠けてしまいます。
このお話のように、私も何かを選択する時に参考にするのは、
誰かの体験を踏まえた感想や意見の方が多いです。
体験談の中でも、失敗や困難を乗り越えたという話は、とても説得力があり、
もっと聞きたいという気持ちになります。
それは、自分自身が成功よりも失敗をする人間だから、
その不安な気持ちを解決してくれる方法を知りたいと思うからだと思います。
ピンチはチャンス!と朝礼でも話が出ますが、
これはピンチの時でも見方を変えると、その状況の中に
逆にチャンスなことがあるという意味だと思っていましたが、
このお話を読んで、この言葉は、過去にピンチだった体験を活かして
ピンチを回避するだけではなく、その体験を繰り返さないために
もっと良い方法や案を考え、今の状況よりももっと良い方向へ向けていく。
それが後に大きなチャンスとして返ってくる!という意味もあるのではないかと思いました。
どちらにしても、ピンチな体験は苦しく辛いことですが、
そこから得るものが必ずあるということを心に留めておこうと思います。
庶務係 大澤