今日の心がけ~職員のスピーチ~

「三代目の責任」

2016.02.15

  Hさんは、三代続く商店の跡取りです。最近、仕事への意欲が湧きません。

 幼い頃から変わらない店内、顔見知りのスタッフ、常連のお客さまなど、

見慣れた光景ではあるものの変わりばえのない仕事です。

<祖父や父と同じことを繰り返すのか>と、張り合いの無い日々を過ごしていました。

 ある日、Hさんと同様に、家業を継いでいる友人の話を聞く機会がありました。

友人の店も、長く付き合いがある常連客が大半だといいます。

先代や先々代からの常連のお客様を大事にしつつ、

次の時代の新しいお客さまを開拓する責任があると友人は楽しそうに語ります。

 Hさんは、これまでの幼稚で独りよがりだった自分の考えが恥ずかしくなりました。

「マンネリは創意工夫の欠落」といわれます

。日々の仕事の中で、自分なりに意識や行動を変えるだけで

モチベーションは高まるはずです。

 

◆今日の心がけ◆ 意欲を高める工夫をしましょう

(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 

 

Hさんに限らず同じ環境の中に居続けていると、

変化のない時間の流れにマンネリを感じることがあるかもしれません。

また、そのような状態に置かれたときの業務は、何度も繰り返してきた経験から、

それほど慎重にならず、むしろ容易にこなせることが多いでしょう。

 

息子の通う幼稚園の担任は、保育主任を務める大ベテランの先生です。

いつも元気で明るく保護者からの信頼も厚い方です。

幼稚園への送迎時に顔を合わせる事があると、息子の園での様子はもちろんのこと、

ちょっとした雑談にも付き合ってくださいます。

上の子からの長いお付き合いになりますが、その姿勢は全く変わりません。

 

Hさんも、Hさんの友人も、そして息子の先生も、職場環境の変化は少ないでしょう。

ですが、仕事は人とのかかわりの中からうまれ、繋がり、広がっていきます。

新しい出会いと人間関係の中で起こる発見が、

マンネリを感じない、感じさせない、原動力になるのでしょう。

 

教務係 寺田

 

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