今日の心がけ~職員のスピーチ~
家具も喜ぶ
2016.01.28
作詞家の阿木曜子さんが新築に併せて、家具の新調を予定していましたが、
予算の都合であきらめ、使い古しの家具でやりくりすることになりました。
家具を磨き始めると、買った当時の色艶が蘇ってきました。
今まで役に立ってくれた家具に
感謝の気持ちと愛情が込みあげてきたと語る阿木さん。
家具をはじめ、多くの物に囲まれて生活している私たちに
阿木さんのエピソードは、大事な心のありようを示唆してくれいます。
文中にもあるように、現代では物にあふれ、
物や道具の有難みが薄れている人は多いはずです。
身近な例で洋服にたとえると、時代はファストファッションで
流行の服が安い値段で買えますので、
日本人は年間に10キロの服を買い9キロの服を捨てていると言われています。
私の知人にもセールで安いからと言って買った服の中には
タグが付いたまま一度も着ていない服がいくつもある、
という話をよく聞きます。
流行も過ぎ、いらなくなった服は海を越え海外へいきますが、
現在はそれが環境汚染として大きな問題となっております。
私も大学時代のときには流行の服を買って、
ワンシーズンで捨ててしまうような物の使い方をしていました。
自分の好みも変わるしそれでいいと思っていたからです。
最近では何かを購入するときは、少し高いけれど、
大事に長く使おうと思うようになりました。
なるべく長く使えて丈夫な素材にしたり、
日本の職人が作ったものなどを選ぶようにしています。
こだわりをもって使えば愛着も湧きます。
それは自分の持ち物だけではなく、
大学で使われる机や椅子や身近な公共物などにも
感謝の気持ちを忘れないで大切に使いたいものです。
「今日の心がけ◆物への愛情を深めましょう」 (実習:加藤)