今日の心がけ~職員のスピーチ~
子供の気持ちを受け入れる
2016.01.15
F子さんの息子が2歳になり、いわいる「イヤイヤ期」の駄々をこねるようになりました。
風呂から出ると、着替えるのが嫌で、裸で居間を駆け回ります。
オムツを履かせようとして、走り回る子を追いかけるFさん。最後は無理やり担ぎ上げ、
顔を足で蹴られながら、どうにかパジャマに着替えさせました。
<父親としての威厳がないから言うことをきかないのだ>と思ったFさんは、
もっと厳しくしつけようと思いました。ところが、子育ての先輩から
「子供の思いをまず受け止めてやることだよ」とアドバイスをもらったのです。
なるほどと思ったFさんは、風呂上りの接し方を変えてみました。
<一緒に絵本を見たがっていたな>と思って絵本を広げると、息子が近寄ってきます。
本を読み終え「オムツを履こうか」と言うと、スッと足を差し出して、
パジャマに着替えたのです。
Fさんは、子供の接する時間が少ない分、しつけようという思いだけが
先走っていたことを反省し、子供の思いを受け入れる大切さを知りました。
今日の心がけ◆気持ちをまず受け入れましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
子育てほど時間どおりに行かなかったことを思い出しました。
朝の家事を終わらせ、さて出発!と玄関を出ようとしたら、
イヤイヤ期の息子が、この靴は履かないと言い出して
遅刻しそうになったことがありました。
親が余裕をもって用意しているときには、
子どももすんなり靴を履くのに、
親も焦っている時間ギリギリの時に限ってグズルという、
親の行動を見透かされているようでした。
子供に限らず、自分が余裕のない行動は表情や雰囲気に表れ、
相手に伝わってしまいます。
まして相手の気持ちなど思う気持ちは生まれません。
学生対応も、こちらの思いばかりを優先せず、
まず相手の気持ちを聞く余裕を持てるよう
常に心掛けて行動していきたいと思います。
教務係 田口宏美