今日の心がけ~職員のスピーチ~
惻隠の情(そくいんのじょう)
2016.01.06
評論家の屋山太郎氏は、
大学生時代、剣道部に所属していました。
団体戦で勝利した際、
嬉しさで思わずにっこり笑ってしまったところ、監督から
「笑うな!負けた相手の心情をおもいやれ」
と告げられたといいます。
これは、武士道精神における「惻隠の情」だとして、
屋山氏は「あらゆる勝負事、立ち居ふるまいに通じる」
と述べています。
「惻」も「隠」も心を痛めるという意味で、
人が困っているのを見て、
わがことのように心を痛める様を言います。
競争社会では、必ず勝ち負けが存在します。
敗者への思いやりを忘れず、さらなる精進をしたいものです。
今日の心がけ◆勝った時ほど謙虚でいましょう
(「職場の教養」社団法人倫理研究所より)
息子が所属する野球のスポーツ少年団では、
試合後、必ず選手たちが
お互いのチームの応援席まで行き、挨拶をします。
その際、相手チームの応援団から、
勝った時には、
「おめでとう」「次の試合も頑張って」等、
負けた時には、
「よく頑張ったね」「いい試合だったよ」などと、
それぞれねぎらいの言葉がかけられます。
勝っても負けても頑張りを認められるという経験の積み重ねが、
相手の心情を思いやる力を育んでいくと感じます。
また、謙虚さを常に忘れずにいることは、
周囲に目を向ける姿勢を保つことにもつながっています。
子どもに伝えるとともに、自分自身も埼玉純真短大の
一員として心がけていきたいです。
図書館担当 大木