今日の心がけ~職員のスピーチ~
初心
2015.08.21
入社して半年、ようやく仕事に慣れてきたMさんは、
新しい仕事を任され、必死に取り組んでいました。
ある時、Mさんは仕事で失敗をしてしまいました。
ミスをしたのは新しい仕事ではなく、
入社当初から与えられていた業務でした。
「慣れることで、かえって慢心して油断が生じる」
と先輩から諭されました。
慣れによる油断を戒めるには、「初心」を忘れないことが重要です。
初心とは、最初の志のことですが、
十分に慣れておらず未熟であるという意味もあります。
未熟であった時の自分の姿を常に心に刻み、
謙虚な姿勢で仕事に臨みましょう
今日の心がけ◆初心を心に刻みましょう
(「職場の教養」社団法人倫理研究所より)
車の運転について、私の父はよく、
「ところで、運転は上手くなったの?」
と免許を取って、?十年以上経った今でも、私に尋ねます。
「上手くなったから、大丈夫」という言葉ではなく、
「上手くなっていないよ」というのが父が求める回答です。
いつでも、自分は初心者だと思って安全運転をしなさい
という意味の合言葉のようなものなのです。
仕事でも、年月が経ち慣れてくると
「去年と同じ仕事だから大丈夫」
などと、過信してしまいがちです。
藤田学長より
「時間の流れ、状況の変化があるため、
去年行った仕事も決して“同じ仕事”ではない。
いつでも、“初めて取り組む仕事”であるという意識を
持つことが大切です」
とお話がありました。
初めて取り組んだ時の緊張感や慎重さを思い出しながら、
いつでも新たな気持ちで
何事にも取り組んでいきたいと感じました。
図書館担当 大木