今日の心がけ~職員のスピーチ~
「ライバル歓迎」
2015.08.10
今や夏の風物詩となった全国高校野球選手権大会。
今年も、全国約四千校が、甲子園出場を目指して、熱戦を繰り広げています。
大会が始まったのは大正四年。第一回の参加校は、予選も含めて73校でした。
回を重ねるごとに参加校は増加し、野球を国民的な人気スポーツに押し上げていきました。
参加校の増加は、過剰な競争を生むと問題視される面もあります。
確かに一理ありますが、「負けたくない」と切磋琢磨する競争の中で、
高校球児の技術力は確実に向上してきたのでしょう。
仕事でも、競争相手が存在することで、品質や技術力の向上につながっています。
もしライバルが現われたら「邪魔だな」と否定せず、「応援者が来た」と捉えて、
自らの力に変えていきたいものです。
◆今日の心がけ◆競争を肯定的に活かしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
ライバルというと、まず思い浮かぶのが田中将大選手と斎藤祐樹選手の二人です。
現在はプロ野球選手として活躍している二人ですが、お互いをライバルとして意識し
切磋琢磨した結果、現在に至ると思います。
またフィギュアスケートでは、日本の浅田真央選手と韓国のキムヨナ選手が、
良きライバルの象徴としてマスコミでも度々取り沙汰されました。
ここでもお互いの存在が技術力やメンタル力をアップさせてという事実を、
後にそれぞれの選手が語っています。
もしもこの時、お互いがライバルの存在を邪魔者だと感じていたら、
ここまでの成果を残すことが難しかったかもしれません。
本学の学生は実習先で、他大学の学生と一緒に実習をすることもあります。
それぞれの学校で先生方から学んだ技術や知識をお互いに高め合うことができれば、
志を同じくする良きライバルとして、さらに飛躍することでしょう。
がんばってくださいね。
教務係 寺田