今日の心がけ~職員のスピーチ~
二円の気配り
2015.08.03
一年で最も多忙な時期に、Eさんは移動してきました。
新しい部署の同僚は、忙しい業務の合間を縫って、丁寧に仕事を教えてくれました。
そんな姿勢に刺激を受け、自分も精一杯仕事を覚えようと決意しました。
しかし実際は、覚えることが多すぎて、すぐにはできないことだらけです。
やる気はあるものの、行動にはなかなか移せないEさんでした。
ある時、ハガキを書いている先輩を見かけました。
消費税が引き上げられたので、書いたハガキに二円切手を貼っています。
Eさんは〈部署にあるすべてのハガキに二円切手を貼ろう〉と思いつきました。
後日、「これ、誰が貼ってくれたの?」という先輩に、
「Eさんですよ」と女性職員が告げると、
部署の仲間は驚き、とても喜んでくれました。
ほんの些細なことでしたが、誰も思いつかない気配りだったのです。
自分の仕事ばかりに集中しがちですが、仕事は与えられるものだけではありません。
ちょっとした気配りもまた、職場に欠かせない大切な働きです。
今日の心がけ◆気配りのできる人になりましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
二円の気配りと聞いてドンキホーテのレジの話しと思いました。
ドンキホーテのレジの横に1円玉が積まれています。
そこに「4枚までご利用ください」と書かれています。
これは小銭を持たない買い物客が、1円玉を自由に使えるようにとの配慮からです。
このような気配りやサービスなどをされると買い物客も気分が良くなります。
また来たくなるきっかけになります。
このように仕事においても、自分が不便を感じたり、自分が気づいたことを
どれだけすぐに実行できるかが大切だと思います。
このように気配りやサービスは、こちら側からは気づかないことも多くあります。
学生相手の業務をしている埼玉純真短大の教職員の一人として
相手が思っていることに気づき、また相手にしっかり感謝できるように
していきたいと思います。
事務局係長 田中淳一