今日の心がけ~職員のスピーチ~
先入観にご用心
2015.07.15
物事を判断する際、「先入観」が邪魔をする場合があります。
K氏がホテルに宿泊した時のことです。
朝、ホテルの部屋を出ようとすると、ドアが開きません。
鍵はたしかに解錠したのです。
フロントに連絡をすると、
「ドアを手前に引いていませんか。外側に押してみてください」と説明されました。
その通りにドアを押すと、あっさり開きました。
K氏はそれまでの経験から、<ドアは内側に引くもの>と思い込んでいたのです。
笑い話のようですが、先入観が自由な発想を妨げ、
行動を制限してしまうことがあります。
自分の能力や性格も、思い込みで限界を決めてしまいがちです。
人間関係も同様でしょう。
「あの人はこういう人間だ」と決めつけていることはありませんか。
「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」という諺のように、
付き合ってみないと、人柄はなかなかわからないものです。
先入観や思い込みを捨て、苦手な人にこそ積極的に接して、
良き人間関係を築いていきたいものです。
今日の心がけ◆思い込みを捨てましょう『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
建物の入り口のドアで何も意識せず押すところを引いたり、
引かないといけないところを押してしまったりします。
開かなくて手元を見るとプルやプッシュ、もしくは押や引と表示されていています。
美容室等、扉がガラスで開けた先に受付があると人と目が合います。
会話などのやり取りの場合は、先入観をなくして聞き取らないと
違ったことになってしまうこともあります。
先入観や思い込みを捨てて、進化や変化していかないと成長が終わってしまいます。
人の話しを聞けない場合も同様で、
今日の心がけのように成長するよう取り組んでいきたいです。
事務局係長 田中淳一