今日の心がけ~職員のスピーチ~
曲がったペン先
2015.06.26
Aさんはある日、会議で同僚のBさんと口論し、
怒りが治まらないままデスクに戻りました。
そして、机の上に届いていたお得意様からのBさんに対するクレームに対して
お詫びの手紙を書き始めましたが、怒りがこみ上げてきて、
万年筆のペン先を曲げてしまいました。
ペン先は修理しましたが、以前と違う書き味に、 その日のことを思い出します。
〈責め心を持ったまま仕事をしてはいけないな〉と反省しています。
◆今日の心がけ◆心を平静に保ちましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
このお話の中に、
〈責め心を持ったまま仕事をしてはいけない〉 という文章が出てきますが、
仕事だけではなく、 日常生活で車の運転や食事の支度などあらゆることにも
同じことが言えると思います。
どんなことも、誰かを責めたり、憎んだり、羨ましがりながら行えば、
表情にも出ますし一個一個の作業にもその気持ちが表れてしまうと、
私自身最近よく感じています。
イライラや怒りをそのまま接している相手や物にぶつけることは、
手っ取り早いストレス発散のように感じますが、いざやってしまうと、
ストレス発散どころか嫌な気持ちと自己嫌悪が増大するだけで、
仕事にも人間関係にもマイナスにしかなりません。
毎日過ごす中で、嫌な出来事は必ずあります。
ですが、それをそのまま仕事に持ち込んだり、自分の中に溜め込んだりせず、
いったんその嫌な気持ちをリセットできるポジティブさや、
相手を許すことができる懐の深さを持っている人を見習って、
イライラせず心に余裕を持って毎日を過ごしたいと思っています。
そして、今、縁あって同じ職場で働かせていただいている皆さんとも、
毎日気持ちよくお仕事が進められるように、 日々、ムカッとしてしまうことや、
悔しくて落ち込んだり、イライラしてしまうこと、 色々なことが起こる中でも、
そのような感情を上手に消化して、 穏やかな表情や気持ちでやりとりが出来るように
心がけたいです。
庶務係 大澤