今日の心がけ~職員のスピーチ~

和の季節を楽しむ

2015.06.12

『職場の教養』(社団法人倫理研究所)「打ち水の効用」に
紹介されている打ち水について、
“打つ”という言葉は本来“撒く”という意味があるそうで、
水を地面に撒くことで、気化熱により
辺りの温度を若干下げることができるそうです。

また、打ち水の由来は、茶道の作法でもあるようで、
おもてなしの準備が整った合図に、水を撒き、
客人は濡れていることを確認してから中へ入るのだそうです。

私は北国育ちということもあり、
子供の頃から梅雨から暑い夏にかけての季節に魅力を感じていました。
特に、東京下町の密集した木造家屋の涼を得る工夫に憧れていました。
実際に、そのような所で住んでみると、蒸し暑さによる不快感満載ですが、
電化製品に頼らない涼み方を経験することで、
心や身体が洗われる感覚に浸ることができます。

          

“打ち水”同様に、梅雨から暑い夏にかけて涼むアイテムとして、
風鈴、鬼灯、朝顔などがあります。

これから7月に入り、梅雨の真っ只中、
夏を迎えるために※1「朝顔市」※2「風鈴市」※3「鬼灯市」といった
祭事があります。

※1 入谷朝顔市…東京下谷の真源寺で七夕前後に行われる朝顔市
※2 川崎大師風鈴市…神奈川県の川崎大師で7月に行われる風鈴市
※3 浅草寺ほおずき市…東京浅草の浅草寺「四万六千日」に行われる鬼灯市

20代の頃は、ワクワクしてお祭りに触れて、大いに楽しみました。

このような季節の楽しみ方には、
和の精神性が秘めているのではないでしょうか。
この季節を負のものとして受け止め、単調な生活を続けていると、
なぜか心に余裕が無くなります。
先人の知恵に倣い、マイナスをプラスに転じ、
心にゆとりを持って仕事に臨みたいものです。
きっと良いアイデアが浮かぶと思います。

今日の心がけ季節を楽しみましょう

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

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