今日の心がけ~職員のスピーチ~
FD&SD研修会
2015.06.11
加須市立北川辺西小学校
増田利之校長先生を講師にお招きして
「人権教育について」ご講話いただきました。
加須市立北川辺西小学校校内には
日本初の公害事件「足尾鉱毒事件」の解決に尽力した
『田中正造』氏の墓がある小学校であるというお話から始まりました。
お墓がある全国唯一の小学校だと伺い、
思わずお話に引き込まれました。
人権教育についても
パワーポイントを使っての分かりやすいお話で、
国内外の動向や取組と更には学校での教育指導方法など、
内容も濃く、あっという間に時間が過ぎていきました。
なかでも特に印象に残ったことが2つありました。
1つめは異年齢の子供が一緒に学び生活する取組を行ったことです。
増田校長先生が勤務した小学校で併設された
幼稚園・保育園児(年長組)と小学5年生が 同じプールに入ったり、
一緒に遊びながら学ぶ時間を作り、
それぞれの役割を意識するという機会を整備されたことです。
その後、幼児が新一年生になったとき、 お兄さんお姉さんは6年生になっており、
一緒に活動した経験を持つことで、 同じ学校に通う安心感は大きなものがあり、
保護者も不安なく入学させることが出来るという、 とても画期的な取組です。
2つめは人権に配慮した職務遂行です。
先生および事務局は職業として授業や事務だけを行うのではなく、
生徒や学生たちを絶えず意識して、
必ず人権に配慮した行動を とらなくてはならないということです。
私は事務を担当しておりますので、掲示物に問題はないか、
人物を特定できる例を挙げて学生に話をしていないか、
自分の都合を相手に押し付けていないか等、
人権という視点から改めて見直し 今後の仕事に役立てて行きたいと思いました。
教務係 田口宏美