今日の心がけ~職員のスピーチ~
地域で見守る
2015.06.11
65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%で、
およそ426万人にも上ることが、厚生労働省研究班の調査によってわかりました。
軽度の400万人を加えると、高齢者の4人に1人という割合です。
福岡県の大牟田市では、地域で認知症の高齢者を見守る取り組みを進めています。
年に一度の訓練では、徘徊者役の人に、すれ違った人が親切に対応します。
10年前に始まった模擬訓練には、今や1,000人以上が参加するようになりました。
もし、自分の職場に訪れたお客様が迷っていたら、社員として、笑顔で声をかけて
応対するはずです。
今後は、自社だけではなく、地域社会の一員として、路上や公共の場でも、
<おやっ>と思った時は声をかけるなどの行動が必要な時代となるでしょう。
昔から「子供を嫌うな来た道じゃ、年寄り嫌うな行く道じゃ」といわれます。
徘徊者には、笑顔で声をかける勇気を持ちたいものです。
そして、年長者への尊敬を忘れず、敬意を伴った言動で接するよう心がけましょう。
今日の心がけ◆声をかける勇気をもちましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
本学にもたくさんの人が出入りしますが、
学生・教職員の挨拶はいたるところで聞こえてきます。
学生は純真で過ごした2年間で自然とあいさつをしていたことにより、
社会に出で困っている高齢者に遭遇したときには、すんなりと声掛けができると
思います。
これから高齢化社会になりますが、「あいさつはコミュニケーションの基本」
を心掛けて、自分から声掛けをしていく生活にしていきたいと思います。
教務係 田口宏美