今日の心がけ~職員のスピーチ~

過度な遠慮か繊細な気遣いか

2015.05.01

『職場の教養』(社団法人倫理研究所)「遠慮は上品な強情」に書かれている“遠慮”とは、仕事で分からないまま聞かずにいたり、知らないことを恥ずかしく思って尋ねずに躊躇い、結果的に業務遂行へ悪影響を及ぼしてしまう悪いこととしての表現です。

 

相手が忙しそうなので…という悪意のない遠慮は、かえって質の悪いものです。

 

私は、どちらかというと自分の気持ちに正直な方なので、分からなければ、誰であろうと素直に聞きます。答えを待っているよりも、自分から聞いて動いた方が早く片付けられるからです。ただ、正直過ぎると、その場の雰囲気を感じ取られず、配慮に欠けた行動になる場合があり、気を付けなければなりません。

 

ここでは、“遠慮”という言葉をあまり良い意味では例えられていませんが、“遠慮”の本来の意味は、「遠くを慮る」という漢字のとおり、遠い将来のことまでよく考えることです。

 

戦国武将の武田信玄の名言として、「遠慮あるものを臆病と見るは武将が陥りやすい失観」であると説いています。現代では失われつつある謹みや謙虚さですが、その裏には、自分を高めようとする意欲を秘めていることがあります。

 

職場は、プライベートな人間関係とは異なり、単純な好き嫌いでは成り立ちません。誰であろうと相手への気遣いや心配りが、良い仕事への第一歩です。そして、仕事についてよく聞くこと、直接言葉で伝えること、それが何よりも重要なことです。

 

仕事に躊躇ってはいけませんが、良好な人間関係には適度な遠慮も必要です。

ただし・・

 

今日の心がけ◆過度な遠慮はやめましょう

 

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

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