今日の心がけ~職員のスピーチ~
発想力でピンチをチャンスに変える
2015.04.13
“ピンチをチャンスに変える”…
これは、藤田学長がよく言われるように、
本学でも数年前に受験生が激減し、経営的に厳しい時期がありましたが、
そのピンチをチャンスに変えたことによって、
現在の安定した評価をいただけるようになりました。
『職場の教養』(社団法人倫理研究所)「落ちないリンゴ」に書かれている
“発想力”を鍛える方法として、フェルミ推定というものがあります。
代表的なもので
「アメリカのシカゴに何人のピアノ調律師がいるか」
という問いが知られています。
単純に考えて「わかりません」と即答しそうですが、
これは、アメリカの物理学者エンリコ・フェルミが得意とした、
正解を導き出す困難な数量を、限られた情報や値で論理的に推定し、
短時間で概算する方法だそうです。
・シカゴの人口は何人か?
・何世帯に何台の割合でピアノを保有しているのか?
・ピアノの調律は年に何回行うのか?
・調律師の労働日数は何日か?
etc
これらの値を基に、
分かっていることを組み立てて分からないことを概算します。
この概算を導き出す考え方は、
就職試験でも取り入れられているようです。
「東京都内にあるマンホールの蓋の枚数は何枚か?」
「スクールバスにゴルフボールは何個入るか?」
「鳥取砂丘の砂は何粒あるか?」
などです。
このような問いに対して、 漠然と思考するだけではなく、
解答の精度を上げる場合、 その前提となる仮説を得るためには、
それなりの知識が必要になってきます
多くの知識を得ることで、創造力が豊かになり、
素晴らしい発想が思い浮かぶのでしょう。
今日の心がけ◆苦境をチャンスに変えましょう
事務局 係長(進路支援担当) 中村 周