今日の心がけ~職員のスピーチ~
タイトル「名刺交換の要」
2015.03.05
複数の人同士で、名刺を交換する際の話です。
お互いに挨拶をして、頭を上げた時、
相手がすでに隣の人の方へ向かっていたことはありませんか。
率先して物事を行うことは成功の秘訣ですが、
締めくくりを疎かにしては、物事は成就しません。
中国の史書『戦国策』に、
「百里を行くものは、九十を半ばとす」という言葉があります。
物事の九割まで来てやっと半分と心得よ、という戒めの言葉です。
九割と言えば、ある程度、先が見える段階です。
その時に気を緩めるか、最後の一割こそが重要だと、
いっそう集中して行うか、その違いが物事の成果に大きくかかわるのです。
小さなことでも、終わりをきちんと全うしてこそ、次の仕事につながります。
名刺交換はしっかりアイコンタクトをして締めくくりたいものです。
◆今日の心がけ◆最後の一割に心を込めましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
名刺交換のビジネスマナーを学んだのは、20年前の新入社員の頃でした。
その後、沢山の方々と名刺の交換をさせていただいたなかで、
様々な状況を経験しました。
即ビジネスに発展した方、過去の名刺を見返してアポイントを取り、
仕事につながった方、アポイントさえ断られ
お会いする機会のなくなった方もいました。
印象の残る挨拶やアイコンタクトが出来なかったからかもしれません。
逆にお会いできた方は、私のことを覚えていてくださり、
その後も良い関係を築いていけました。
4月からは新入生達が入学してきます。
もちろん学生との名刺交換はありませんが、
その代わりに笑顔の挨拶を交換できたら、
お互いに気持ちよいスタートが切れるでしょう。
最後の一割まで心のこもった対応を心がけたいと思いました。
教務係 寺田