今日の心がけ~職員のスピーチ~
不死鳥のごとく蘇る
2015.02.24
今年二月、ソチで行なわれた冬季オリンピックでは、
日本代表の選手たちから、たくさんの感動と学びを得ました。
若い力は、日本のスポーツ界の未来に、明るい希望を広げてくれました。
41歳の葛西紀明選手は、年齢やルール変更などに屈せず、
挑戦し続けることの大切さを教えられました。
華やかに繰り広げられる競技の陰で、選手たちは日々、高い技術の習得を目指し、
過酷な練習を重ねます。
努力の末の雄姿に、多くの人が感嘆するのです。
◆今日の心がけ◆毎日繰り返して技を極めましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
オリンピック開催当時、私もこの3名をテレビで見ていて、
感動したことを思い出しました。
ですが、私が感動して涙が出たのは、
この時の演技や結果が素晴らしかったことに対してで、
この素晴らしい演技や結果を出すために、この選手の方たちが
今日まで苦しく辛い練習をしてきたことや、どんな思いで
どんな挫折を乗り越えたのかということにまで思いを寄せて、
そのことに感動したわけではありません。
スポーツに限らず、勝ったり上手くいったことに対しては
「頑張ったね」とか「良くやったね」などと、誉めたりねぎらったりする人は
多いと思いますが、その反対に、試合に負けてしまったり、
ミスをしてしまった人に対してヤジを飛ばす人や、文句をいう人も少なからず居ます。
それは、今、目の前にあるその人の結果しか見ていないからです。
たしかに、結果が出せなければ意味がないのかもしれませんが、
その結果になるまでに沢山の努力をしたり、考えたことは
自分自身にとってムダではない大切なことのはずです。
私自身、結果だけを見て判断してしまっていることが多いので、
物事を見る時に『過程があるから結果がある』というふうに考えて、
自分自身“努力や積み重ね、コツコツ地道に”ということを大切にして、
相手の努力や頑張りもちゃんと認められるようになりたいと思いました。
庶務係 大澤