今日の心がけ~職員のスピーチ~
バットは身体の一部
2015.01.21
1920年代にメジャーリーグで活躍したジョー・スウェル氏は、
14年間の現役生活で、わずか1本のバットしか使用しませんでした。
現在のメジャーリーグの選手は年間20ダース以上のバットを
注文するといわれています。
それに対して、たった1本のバットを折ることもなく、
7000以上の打席を乗り切ったことは驚異といえるでしょう。
その理由は、氏は
「私がバットの正しいスイングを身につけていたからであろう。
また大切に扱い、手入れも怠らなかった」といいます。
野球博物館に氏のバットを展示したいという申し入れに対して、
「それは無理だ。腕だけを博物館に渡せるものか」と応じませんでした。
氏にとって、バットは体の一部だったのです。
道具は、正しく大切に扱い、心を込めて手入れをすると、
寿命が延び、持ち主の期待に応える働きをしてくれます。
今日の心がけ◆道具を大切に扱いましょう(「職場の教養」社団法人倫理研究所より)
私の小学生の息子はスポーツ少年団で野球をしています。
挨拶をはじめとする礼儀や仲間とのコミュニケーションの方法など
いろいろなことを学んでいると感じます。
道具を大切に扱うことも、とても大事であると教えられています。
時には、手入れが悪いことをコーチに叱られたりもしながら、
習慣として身についてきています。
野球を始めて3年たった今、それらの道具が体になじみ、
愛着もわいてきているようです。
子どものころに身についた良い習慣は、人生を豊かにすると思います。
図書館では、本の破れたところを補修することがありますが、
近い将来、小さな子どもたちを育てる立場になる学生にも、
道具を大切に扱うことについて、図書館の本の取り扱い方を通じて
考えてもらえるよう伝えていきたいです。
図書館担当 大木