今日の心がけ~職員のスピーチ~

“吾行く道”を振り返る

2014.10.13

京都の東山、銀閣寺から南禅寺辺りにかけて哲学の道があります。 この界隈に文人が多く住んでいたことで、そう呼ばれるようになったそうです。 私も旅行で何回か訪れたことがあり、秋は見事な紅葉風景が続き、 ここをぷらぷらと歩いて、漠然と人生のことを考えてみるのもいいでしょう。

哲学とは、物事の根本を探求する学問です。 私も学生の頃、学科が哲学科でしたので、 哲学的な発想をすることは、とても面白いと思っています。

皆さんは、なぜ大学職員になったのでしょうか。 なると決めて就活した方もいれば、縁があり巡り合わせでなった方、 思いもかけずなってしまった方、様々かと思います。

私が大学職員という職を考えたのは母校在学の頃です。 そして、その原点や初心は最初に勤務した大学で意識しました。

これまで、本学を含めて四校の大学で勤務し、 それぞれの大学の校風の違いや生活環境等の変化もあり、 自分が大学職員を目指した理由は何か、初心はどのようなものだったのか、 記憶がぼやけて信念も薄れてきていました。

そのような中、以前お話ししましたが、 今年の8月に、新卒で最初に入職した大学にて大変お世話になった先生が急逝され、 そのことで、その大学を退職した時の細かいことまで頭の中に蘇りました。 おかげで、自分が今、見落としていること、あるいは見失っていたこと、 そのようなことを強く再認識できました。

状況の変化に適応していくことは大切ですが、原点や初心へ振り返ることも必要です。 それが、『職場の教養』(社団法人倫理研究所)「吾行く道」で紹介しているように “人は人 吾はわれ也”です。 これからも、何かの節目には、“吾行く道”を振り返りつつ、 歩を進めていきたいと思います。

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

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