今日の心がけ~職員のスピーチ~
面倒くさいことは良い仕事
2014.09.27
私はアニメが大好きです。日本のアニメは世界に誇れる作品が数多くあります。
外国のアニメーションは、子ども向けの作品が多い中、 日本では、80年代頃から大人が見ても楽しめる作品が数多く放映されてきました。 その中でも、宮崎駿氏のアニメ映画は、世界中のファンに愛されています。
日本のアニメが海外で支持されている理由の一つは、 絵が綺麗であることは勿論、ストーリーが非常に緻密であるということです。 それに加えて、宮崎氏のアニメは、躍動感ある映像美が印象的です。
その宮崎氏が、 『職場の教養』(社団法人倫理研究所)「レンガを積む仕事」に書かれているように、「面倒くさい」という言葉を漏らしていたことは、とても意外でした。
宮崎氏は、絵を描くことに関して非常に細かく、とても厳しいことは知られていますが、 クリエーターというのは、拘るのは当然で、 常に、手間暇は惜しまず夢中に作業をしているのかと思っていました。
実は、私も“面倒くさい”をよく連呼します。
ただ、“くさい”という表現が良い言葉には聞こえませんので、あくまでも小声です。
この「面倒」という言葉の語源は、感謝の意味が込められているそうです。
ですから、「面倒くさいこと」を真面目にすることは、 日本のアニメ作品のように良い仕事であり、 場合によっては感謝されるものなのかもしれません。
本日、「実習先との情報交換会&就職説明会」が開催されます。
とても気を遣わなければならない大切なお客様が多数来学されます。
その準備にあたり、かなり「面倒くさいな~」ということがありました。
つまり、この「面倒くさい作業」を確実に積み重ねていくことで、 今回の行事を成功へ導くことにつなげられるのでしょう。
事務局 係長(進路支援担当) 中村 周