今日の心がけ~職員のスピーチ~
油断
2014.09.11
凍結した雪道で転倒し、右足を骨折した飲食店を営むYさん。
油断したことを反省し、「他にも油断していることがあるのでは」と
入院中に考えました。
店舗を拡大するときの土地として考えていた店の隣の空き地について、
それまでは「だれも買わないだろう」と高を括っていたのですが、
油断大敵という言葉に後押しされ、入院中に準備を進め、
無事に購入契約を交わします。
後日、Yさんは、不動産屋から「直後に他の人から契約したいと話があった」と告げられ、驚きました。
今日の心がけ◆反省を次に活かしましょう(「職場の教養」一般社団法人倫理研究所より)
油断とは「気をゆるめて、必要な準備をしないこと」と辞書にありました。
文章中にも油断大敵という言葉がありましたが、
家庭生活においても、職場においても、
ちょっとした気のゆるみが失敗につながってしまう経験は、
誰にもあることだと思います。
私は、油断して失敗したときには、
くよくよと後悔ばかりしてしまいがちです。
けれども油断や失敗を反省し、次に活かしていく
チャンスととらえるという今日のお話の視点は、
前向きで、素晴らしいと思いました。
藤田学長より、
「日常が変わりなく続いていくという気持ちが
油断につながるのではないでしょうか。
東日本大震災直後の危機感を持ち続けている人も
大変少なくなってしまっているのでは?」
また「自身を振り返る際には、
外から広く自分を見つめなおす視点が大切だと思います。」
とお話いただきました。
油断のないよう、日々慎重に準備を整えて過ごしていく
心がけを大切にしながら、反省を活かすという姿勢も
忘れないようにしていきたいです。
図書館担当 大木