今日の心がけ~職員のスピーチ~
母の「名言」
2014.09.08
K氏が人間関係について悩んでいた時のことです。
実家の母親に悩みを打ち明ける手紙を出しました。
すると数日後、励ましの手紙と共に、一冊の本が送られてきたのです。
本の内容は、世界の著名人による「名言集」でした。
K氏は母親の思いをかみ締めながら本を開きました。
「マイナスをプラスに変えることができるのは、人間だけがもっている能力だ」
最初のページには、オーストリアの心理学者である
アルフレット・アドラーの言葉が紹介されていました。
〈息子のために何ができるだろう〉と母が必死に本屋で探して、
この本にたどりついたのだと考えたK氏。
アドラーの言葉に、母の姿が重なって、K氏の心はスーッと軽くなりました。
人間関係の悩みもいつしか解消されていたのです。
言葉は、受け取る状況、発せられる状況によって、
言葉の持つ意味を超えて心に響くことがあります。
K氏にとって、アドラーの名言は、
母の言葉ともなって、人生を支える大きな力となったのです。
今日の心がけ◆言葉の力を確認しましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
自分の気持ちをどのように切り替えられるかが重要だと思います。
K氏は母親を頼りました。
人それぞれの方法で、解決しようと行動するのです。
もしかしたら、書物が、友人が、同僚が、上司が、
そして、時間が解決するヒントを与えてくれる場合もあるのかもしれません。
色々と自分の周りにあるもの(人)を頼りにして、
その時その時にあったことを見つけられると良いと思いました。
いま、私も埼玉純真短大で学生担当として学生たちのサポートをしています。
青春真っただ中の学生たちはいろいろと悩みを抱えています。
友人関係であったり、家族の問題であったり、実習あるいは就職に
ついての問題であったりと様々です。
そのような学生の悩みを少しで聞いてヒントを与えられるよう
私自身が勉強をしなければと感じています。
そのようなヒントで学生たちがこの埼玉純真で気持ち良く、
意義ある学生生活を送ってくれるようになればと
日々考えて仕事に取り組んでいます。
事務局係長兼学生担当 田中淳一