今日の心がけ~職員のスピーチ~

酒席で出会った思い出

2014.07.31

梅雨が明けて、8月に入るとすぐにお盆休みがやってくるこの季節、
職場仲間で暑気払いが行われ、ビヤガーデンで花火を見るのもいいですね。

『職場の教養』(社団法人倫理研究所)「酒席での心得」で紹介されている山本常朝(佐賀藩士)の『葉隠』ですが、これは武士道の世界における生と死の本質や行動の哲学・教訓などが語られ、地元では“鍋島論語”とも言われていたようです。

ここでは、酒の席が語られていますが、山本常朝の出身である九州鍋島は、
酒を飲む機会が多かったようで、酒席は公の場とされていたそうです。

私たちは仕事で酒を飲むことはありませんが、
いわゆる職場の忘年会や新年会、暑気払いなどは儀礼的に仕事の延長のような性格も持ち合わせていると思います。
当然、そのような場では、仕事同様に“マナー”が求められます。

よく「今日は無礼講で!」と言われますが、これは一種の慣用句のようなもので、酒席とは、雰囲気を盛り上げて、一緒に働く仲間たちのより良い交流を深める意味であり、勘違いは禁物です。
宴席も仕事もダラダラせず、時間どおりに綺麗に切り上げる姿勢が必要でしょう。

昨日の午後は早退させていただき、知人のお通夜に参列してきました。
その知人とは、私が以前勤めていた大学で大変お世話になった教員の方で、先週末に急逝されたとの報が届きました。

誰からも慕われ、人情味に溢れ、そしてお酒と美味い物が大好きで、仕事帰りにはよく誘っていただきました。
仕事で直接関わることはそれほど多くありませんでしたが、私がまだ20代の頃、忙しい時や悩んでいる時など、何気に察して下さり、的確なアドバイスや励ましのお言葉をいただき、本当に感謝しています。

その方との酒の席は、とても居心地が良く、例えるなら、厳しいことを言われても、そうは感じさせずに素直に受けとめられるような感覚です。
これは意図した話術では決してなく、正に人徳のありようなのだと思います。

私にとっては、このような方との出会いを経て今の自分があるので、
職場でのマナーや仲間への気遣いは大切にしていきたいと思います。

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

OPEN CAMPUS

オープンキャンパスの日程を見る

提携アパートのご案内

受験生向けのお知らせ

一覧で表示

在学生向けのお知らせ

一覧で表示

閉じる
閉じる
閉じる