今日の心がけ~職員のスピーチ~

“備えあれば憂いなし”

2014.06.20

私は自動車の運転が上手い方ではありません。
移動手段として、事故や天災でもない限り、時間に正確な電車などの公共交通機関の方が好きです。それでも、普段走り慣れている道路であれば、大丈夫だろうと思って運転していますが、疲れている時にウトウトして危ない経験はよくあります。これが、慣れていない道路では、最初のうちは緊張していますが、国道のバイパスのようなスピードを出しやすい場面では、いつのまにか油断してしまいがちです。

タクシーの後部座席でシートベルトの着用を忘れることは、よくあります。
また、友人の運転している車に同乗し、助手席でシートベルトをしていても危ない目にあったことがあります。

ここでは“クルマ”を例えていますが、「たぶん」「…だろう」「きっと」「…違いない」などの手前勝手な感覚は、全て気の緩みから生じる“油断”です。

その怠りの姿勢から、仕事やプライベートにおいて失敗をしてしまいます。
あるいは、緩んだまま危ない場面をスルリと乗り切ってしまうこともありますが、それは、更に質が悪く、緩みに拍車を掛けるようなものです。

『職場の教養』(社団法人倫理研究所)「不意の出来事」のとおり、仕事は特に、念を入れて予防的な「…かもしれない」という姿勢で臨み、気を引き締めるべきなのかと思います。

大学では学生を預かっています。
学生が入学後、何事もなく授業を受け、好成績を修め、学生生活に全くの不安もなく、順調に就職先を決めて卒業する…ということは、まずあり得ないでしょう。
学生の悩み事や不測の事態は想定の範囲として対応しなければなりません。

昨日、本学の学生専用アパートの大家さんが来学し、学生部の教職員と打ち合わせをしていました。学外での学生生活であっても、どのように学生をサポートできるか、先回りをした対応を心掛けての行動なのでしょう。

“備えあれば憂いなし”と言います。何事も油断大敵です。

事務局 係長(進路支援担当) 中村 周

提携アパートのご案内

受験生向けのお知らせ

一覧で表示

在学生向けのお知らせ

一覧で表示