今日の心がけ~職員のスピーチ~
仕事は挨拶で始まり挨拶で終える
2014.04.25
本学の伊藤道雄教授は、以前は小学校の校長先生でした。
自分が小学生の頃、校長先生にお目にかかることなど、全校集会や何かの式典ぐらいのもので、滅多に拝見できない、いわゆる“偉い方”が校長先生のイメージでした。その校長であった伊藤先生は、児童から「先生、おはようございます」と挨拶されると、「おはよう」ではなく「おはようございます」と返すそうです。
まさに、これが基本の挨拶の姿勢なのかと思います。
特に教育の場であれば、なおさら意識すべきことで、小学校でも大学でも同じです。
頭にパッと思い浮かぶ挨拶は、
「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」「こんばんわ」「いってらっしゃい」
「おかえりなさい」「おつかれさまです」「おやすみなさい」…などなど
この中で、仕事では「おはようございます」「おつかれさまです」がよく使われると思いますが、プライベートよりも仕事での挨拶は、より重要度が高いと思います。それは、仕事を開始する起点であり、仕事を上手くつなげる終点でもあるからです。挨拶から挨拶までが仕事に含まれていると言ってもいいかもしれません。
本学では、当たり前に皆さんが気持ち良く挨拶を交わします。
つまり、仕事が気持ち良くできるということです。
私が勤務していた他の大学では、上手く挨拶を交わせない方がいました。
理由は様々で、その日は虫の居所が悪かった…、低血圧症で朝は元気が出ない…、研究のことを考えていて気がつかない…、酷い例では、目の前にいる相手が嫌いだ、挨拶が面倒くさい…などです。
機嫌が悪いとか、相手がどうのこうのは、仕事には全く関係のないことです。
そういったことと無縁な今の職場にいる自分は、本当に幸せです。
人それぞれの考え方というのは多様ですが、自分と異なっていても、まずは“相手を認めて尊重”することが、大事です。
私は朝、教職員や業者さんの姿を見かけたら、立場を問わず、相手からの挨拶を待つことはないように心掛けています。
ただ、以前、某上司である先生から「明日は休暇を取ります」と言われた時、咄嗟に「ありがとうございます!」と言ってしまいました・・大失態です。
今日の朝礼スピーチで読み上げた『職場の教養』(社団法人倫理研究所)のタイトルでもある“されど挨拶”は、感謝の気持ちを忘れないように、気をつけたいと思います。
今日の心がけ◆言葉に人間性が表われると知りましょう
事務局 係長(進路支援担当) 中村 周